Discordの最新アップデート(2026年3月6日)では、デスクトップ版の起動速度が約12%向上し、エスケープ文字を使用した不本意な全体メンション(@everyone)が飛ばないよう修正されました。 これにより、大規模サーバーでの誤爆リスクが大幅に軽減され、より快適で安全なコミュニケーションが可能になります。


1. 今回の重要ハイライト:何が変わった?

今回のパッチノートでは、ユーザーの利便性に直結する3つの大きな改善が行われました。

  • 誤メンションの防止: 従来、「\@everyone」のようにエスケープ文字を使っても、送信時に対象ロールへ通知が飛んでしまう不具合がありました。今回の修正で、バックエンド側でも正しくエスケープが認識されるようになり、意図しない全員通知を防げるようになりました。
  • デスクトップ版の高速化: APIペイロードの順序を最適化したことで、アプリ起動までの時間(TTI)が11.8%短縮されました。
  • アクセシビリティの強化: スクリーンリーダーを利用するユーザー向けに、プロフィールやイベント、Nitro画面などのナビゲーションが大幅に改善されました。

2. 一般・チャット機能の主な修正点

初心者からパワーユーザーまで影響のある、細かなバグ修正をまとめました。

ユーザーインターフェースと操作性

  1. メッセージ転送の制限解除: Nitro未加入ユーザーが、Nitroユーザーからの大きな添付ファイル付きメッセージを転送できない問題を修正しました。
  2. iOS版の起動バグ: デバイス再起動直後にアプリ起動に2分以上かかる深刻なバグが解消されました。
  3. 検索結果の固定: 検索時に最初のアイテムから選択が動かなくなる問題が修正され、スムーズな検索が可能になりました。

画面表示とデザイン

  • Forestテーマの修正: Android版でグラデーションが消えていた問題を解決。
  • ハイパーリンクのサイズ: デスクトップ版のチャンネル説明欄でリンクが巨大化するバグを修正。
  • ステータスアイコン: 「ハングアウト」状態のアイコンとテキストのズレを調整。

3. 音声・動画・メディア機能の改善

ビデオ通話や画像共有に関するアップデート内容です。

機能改善内容
Linux版ビデオ通話ビデオ背景の置換(背景ぼかし・画像変更)に正式対応。
ボイスチャット非ビデオ参加者のタイルに「カメラ」ではなく「電話」アイコンを表示するように変更。
Android版メディア大量の写真をアップロードする際にアプリが重くなるパフォーマンス問題を解決。
iOS版スクリーンショット特定のOSバージョンで画像が正常に添付できない不具合を修正。

4. よくある質問(FAQ)

Q. 「@everyone」と打っても通知は飛びませんか?

A. はい、最新バージョンでは「\(バックスラッシュ)」を前に付けることで、メンションとして機能させずにテキストとして表示できるようになりました。

Q. アプリの動作が重いと感じるのですが。

A. 今回のアップデートでデスクトップ版の起動速度が向上しています。改善が見られない場合は、設定の「詳細」からハードウェアアクセラレーションが有効になっているか確認してください。

Q. iOSで画面がスリープしなくなったのですが?

A. Discordがデバイスのスリープを妨げる不具合がありましたが、今回のパッチで修正されました。最新版へのアップデートを推奨します。


まとめ:より速く、より使いやすく

今回のアップデートは、派手な新機能の追加よりも**「基盤の安定」と「速度向上」**に重点が置かれています。特に大規模サーバーの管理者にとっては、メンション仕様の修正は待望の改善と言えるでしょう。

最新機能をいち早く試したい方は、iOS向けのTestFlight版(dis.gd/testflight)もチェックしてみてください。