Discordでbotやアプリを開発するなら、開発者向けサービス利用規約(開発者規約)は必ず理解しておきましょう。
これは、DiscordのAPIを利用する際のルールブックのようなものです。
開発者規約とは?
開発者規約は、DiscordのAPI、SDK、その他の開発者向け製品やサービスを利用する際の法的拘束力を持つ規約です。APIにアクセスしたり利用したりする場合は、この規約に同意したとみなされます。
規約の範囲
開発者規約には、以下の内容が含まれます。
- APIの利用: APIのライセンス、制限事項、オープンソースソフトウェア、開発者認証情報など
- アプリコンテンツ: アプリコンテンツのライセンス、ユーザーの責任など
- 法律と第三者の権利の遵守: 著作権、プライバシー、セキュリティなど
- ユーザーのプライバシーとセキュリティ: プライバシーポリシー、データの共有と保持、セキュリティ対策など
- モニタリングとアプリのレビュー: DiscordによるAPI使用のモニタリングとアプリのレビュー
- 知的財産と機密保持: 知的財産の所有権、フィードバック、機密情報など
- ブランドの要素と帰属: Discordのブランドの要素の使用、帰属表示など
- 終了: 規約の終了、終了後の義務など
- DiscordのAPIに対する責任: 保証、責任制限、補償など
- 越境移転: EEAおよび英国からのデータ移転に関する規定
- 一般条項: サービスプロバイダー、規約の変更、輸出規制、準拠法、紛争解決など
API利用の重要ポイント
- ライセンス: APIを利用するには、Discordからライセンスを供与される必要があります。
- 制限事項: リバースエンジニアリング、APIの改変、再配布、過剰な利用などは禁止されています。
- 開発者認証情報: APIキーやトークンは、厳重に管理する必要があります。
- アプリコンテンツ: アプリコンテンツの責任は開発者が負います。
- ユーザーのプライバシー: ユーザーのプライバシー保護に最大限配慮する必要があります。
- データの取り扱い: APIデータは、表明された機能を提供する目的のみに使用できます。
- API制限: Discordが設けるAPI使用の制限を遵守する必要があります。
規約の変更
Discordは、開発者規約を適宜変更することができます。変更内容については、開発者ポータルなどで通知されます。
規約の遵守
開発者規約に違反した場合、DiscordはAPIへのアクセスを制限したり、アカウントを停止したりするなどの措置をとる可能性があります。
まとめ
Discord開発者規約は、Discordプラットフォームでアプリを開発・運用する上で、必ず遵守しなければならないルールです。開発者の皆さんは、この記事で紹介した重要ポイントを理解し、ポリシーに沿った開発を行うように心がけましょう。