Discordのスレッドを常に表示させる(消さない)ためには、「自動アーカイブ期間」を最大設定に変更し、定期的にメッセージを投稿してアクティブ状態を維持するのが基本です。 また、掲示板形式の「フォーラムチャンネル」を活用すれば、スレッドが埋もれることなく永続的に表示させることが可能です。
本記事では、スレッドが勝手に非表示になる仕組みと、それを防ぐための設定テクニック、そして便利な管理Botまでを徹底解説します。
1. なぜスレッドは勝手に消えるのか?(自動アーカイブの仕組み)
まず、Discordのスレッドは「一定期間発言がないと自動的にアーカイブ(格納)される」仕様になっています。
これは「削除」されたわけではなく、一覧から見えなくなっているだけです。
- 通常の挙動: 最後の投稿から24時間が経過すると、スレッド一覧から消えます。
- 復活方法: アーカイブされたスレッドに誰かがメッセージを投稿すると、再び表示されます。
2. スレッドを常に表示させる「5つの裏技」
「大事な議論の最中なのに消えてしまった!」を防ぐための具体的な対策を紹介します。
① 自動アーカイブ期間を延長する(サーバー設定)
サーバーのブーストレベルに応じて、アーカイブされるまでの猶予期間を延ばすことができます。
- スレッドの右上にある [・・・(その他)] をクリック。
- [スレッドを編集] を選択。
- 「非アクティブ期間後に非表示」 の設定を変更する。
- 通常: 24時間
- レベル1: 3日間
- レベル2: 1週間(最大)
ポイント:
ブーストレベル2(1週間)に設定すれば、週末にしか動かないスレッドでも維持しやすくなります。
② 「フォーラムチャンネル」を利用する(推奨)
これが現在のDiscordにおける最強の解決策です。
通常のスレッドではなく「フォーラムチャンネル」として作成すれば、書き込みがなくてもスレッド(ポスト)はアーカイブされず、掲示板のように残り続けます。
③ チャンネルの説明欄(トピック)にURLを貼る
アーカイブされても見つけやすくするための工夫です。
- スレッドを右クリックし [リンクをコピー]。
- 親チャンネルの [チャンネルのトピック(説明欄)] にペーストして保存。
- これで、チャンネル上部をクリックするだけでいつでもスレッドに飛べます。
④ スレッドの親メッセージを「ピン留め」する
スレッドそのものをピン留めする機能はありませんが、スレッドが作成された「元のメッセージ」をピン留めすることで、アクセス経路を確保できます。
- スレッドの起点となったメッセージを右クリック。
- [メッセージをピン留め] を選択。
- 親チャンネルのピン留め一覧からいつでもジャンプ可能になります。
⑤ Botで管理を自動化する
「AutoThread」や「KeepAlive」機能を持つBotを導入することで、定期的に見えないメッセージを送信し、強制的にスレッドを維持する方法もあります。
- 代表的なBot: Ticket Tool(チケット管理として維持)、Disboard(定期通知)など。
3. よくある質問(FAQ)
Q. アーカイブされたスレッドはどうやって探せばいい?
A. 「スレッド一覧」ボタンから探せます。
画面上部にある [#(スレッド)アイコン] をクリックし、「アーカイブ済み」タブを開くと、過去のスレッドがすべて保存されています。
Q. スレッドに参加(Join)するとどうなる?
A. サイドバーに常駐します。
スレッドを開いて [参加] ボタンを押すと、そのスレッドがアーカイブされるまでの間、左側のチャンネルリストに常に表示されるようになります。自分に関係あるスレッドは必ず「参加」しておきましょう。
Q. プライベートスレッドは作れますか?
A. はい、可能です。
スレッド作成時に 「プライベートスレッド」 にチェックを入れると、招待されたメンバーと管理者しか見えない秘密の部屋を作れます。
まとめ:フォーラムチャンネルへの移行がおすすめ
従来のスレッド機能は「一時的な会話」向けです。
情報を永続的に残したい、常に表示させておきたい場合は、**「フォーラムチャンネル」**の利用を強くおすすめします。
- アーカイブ期間を延ばす
- ピン留めや説明欄を活用して導線を作る
- フォーラムチャンネルに移行する
これらを使い分けて、快適なコミュニティ運営を目指しましょう!