Discordクライアントには、開発者モードという隠れた便利機能があることをご存知ですか?

開発者モードを有効にすることで、普段は見えない情報にアクセスできるようになり、bot開発のデバッグや、Discordのより深い理解に役立ちます。

開発者モードでできること

開発者モードを有効にすると、以下のことができるようになります。

  • IDの確認: ユーザー、サーバー、チャンネル、メッセージなどのIDを簡単に確認できます。
    • bot開発では、これらのIDをコード内で使用することが多いため、開発者モードは必須の機能と言えるでしょう。
  • メッセージ情報の確認: メッセージID、送信日時、編集履歴、埋め込み、添付ファイルなどを確認できます。
    • メッセージの内容がどのようにDiscordに保存されているのか、詳細に理解することができます。
  • デバッグ: bot開発時のデバッグに役立ちます。
    • botが期待通りに動作しない場合、開発者モードで情報を確認することで、問題の原因を特定しやすくなります。
  • アクセシビリティ: 開発者モードは、アクセシビリティ向上にも貢献します。
    • スクリーンリーダーを使用しているユーザーは、開発者モードで提供される情報を利用することで、Discordをより快適に操作できるようになります。

開発者モードを有効にする方法

開発者モードを有効にするには、以下の手順に従います。

  1. 設定を開く: Discordクライアントの左下にある歯車アイコンをクリックします。
  2. 詳細設定を選択: 左側のメニューから「詳細設定」を選択します。
  3. 開発者モードをオンにする: 「開発者モード」のトグルスイッチをオンにします。

開発者IDの取得方法

開発者モードを有効にしたら、以下の手順でIDを取得できます。

  1. 対象を右クリック: IDを取得したいユーザー、サーバー、チャンネルなどを右クリックします。
  2. IDをコピー: 表示されたメニューから「IDをコピー」を選択します。

開発者ツールの使い方

開発者ツールは、bot開発時のデバッグに役立つ高度なツールです。

開発者ツールの開き方

  • Windows: Ctrl + Shift + I
  • macOS: Cmd + Option + I

開発者ツールでできること

  • ネットワーク: APIリクエストとレスポンスの内容を確認できます。
    • botがAPIと正しく通信しているか、エラーが発生していないかなどを確認できます。
  • コンソール: エラーメッセージやログを確認できます。
    • botのコードにエラーがある場合、コンソールにエラーメッセージが表示されます。
  • アプリケーション: botのデータを確認できます。
    • botが保存しているデータや、キャッシュされているデータなどを確認できます。
  • 要素: DiscordクライアントのUI要素を検査できます。
    • botが操作する要素の構造を理解することができます。
  • ソース: Discordクライアントのソースコードを確認できます。
    • bot開発に役立つ情報を得られる可能性があります。
  • パフォーマンス: Discordクライアントのパフォーマンスを分析できます。
    • botがクライアントのパフォーマンスに影響を与えていないかなどを確認できます。
  • メモリ: Discordクライアントのメモリ使用量を確認できます。
    • botがメモリリークを起こしていないかなどを確認できます。

開発者モードに関するFAQ

Q. 開発者モードはスマホでも使えますか?

A. いいえ、開発者モードはデスクトップ版のDiscordクライアントでのみ利用できます。

Q. Discord ESEとは何ですか?

A. Discordの開発者向けプログラムです。開発者ポータルから参加できます。

開発者モードは、bot開発だけでなく、Discordをより便利に使いこなすためにも役立つ機能です。ぜひ、活用してみてください!